【Osake tour 2019】フランス人が酒造り研修で大野へ!

年が明けてすぐの1月6日、6人のフランス人が花垣にやってきました。
彼らは、フランスの日本酒輸入会社が初めて開催した「Osake tour」の参加者です。


日本酒に興味がある新人ワインソムリエ、将来自分の店を持つために世界中の酒について勉強がしたいという酒ソムリエなど、日本酒の造りから実際に体験して学びたい!という意欲を持った彼ら。
花垣に3泊4日滞在し、蔵人と寝食を共にしながら酒造りを体験しました。

花垣では、このフランス人たちの様子を広く紹介して欲しいと思い、取材対応日を設けて県内マスコミの方々に声をかけていました。
そして当日、なんと声をかけたすべてのメディアが取材に来てくださいました!

この日の体験は「麹造り」から。

狭い麹室入り口は、カメラマン・記者で熱気ムンムン。
カメラがあっという間に曇り、みんな苦戦の図(笑)

見本を見せてもらってから「種付け」(蒸したお米に種をふりかける作業)にチャレンジ、の巻♪

種付けした麹をひっくり返していきます。皆さん、初めてとは思えないほどお上手!

次は、生もとのもと摺り。これは、生もと仕込みならではの作業で、通称「山卸(やまおろし)」と呼ばれています。
2人一組となり、半切り桶に入った蒸米と麹を櫂棒(かいぼう)で摺りつぶしていくのですが、これが結構な力が必要な上、一度の作業につき5分×3回も繰り返すとあって、生もと仕込みで一番の重労働と言われます。(ちなみに、この大変な「山卸」を廃止した仕込みが「山廃」です)

写真で見ると簡単そうですが、櫂棒で摺りつぶすのにはかなり力が要ります。
たかが5分の長いこと!
蔵人いわく、手だけの力でやろうとすると筋肉痛必至なので、腰を入れてかき混ぜるといいのだそう。

テレビカメラが回る中で、皆さん疲れた表情を見せることなく、にこやかにトライされていたのがステキでした☆

合間の休憩中は、取材陣からの質問攻めに!
どんなお仕事をされているのか、なぜこのツアーに参加したのか、実際体験してみてどうだったか…
メディアの皆さん、興味深々です。

同行者のシミオンは、今回の体験の様子を終始スマホで録画していました。
マイクに三脚も付けて、本格的だー!

われらが南部社長にもカメラが!
さすが手馴れた応対です^^

この日の撮影の様子は、早速夕方のニュースや翌日の新聞で取り上げていただきました。

 

蔵人たちとともに酒蔵に寝泊りしていた参加者の皆さん、夜は一緒に酒を飲み、和食を食べ、日本での念願だった「カラオケ」も存分に楽しんだご様子(笑)

花垣での2泊3日が終わった後も別の酒蔵での体験が待っているようで、日本での「Osake tour」は8日間の旅なのだそうです。
酒造りの大変さを身を持って体験し、「結構疲れました…」という言葉も聞こえましたが、最後まで無事に楽しく過ごせますよう、そしてこの経験を生かして、今後ヨーロッパで日本酒を広めていただけることを願っています。

またいつでも遊びに来てね~!

<文責・田中>

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